バー星屑、一周年ちょっと記念パーティーで盛り上がって、
ご機嫌で朝帰宅。
外出する予定もないので今日はゆっくり寝ようと、
目覚ましも掛けずに14時くらいまで寝て。
メシ食って風呂入るかなぁと思ってた所に、巨大地震到来!
14時45分くらいか?
ユラユラっと始まって、「うわ、大きいぞ! ちぃ逃げろ!!」などと
慌ててたら、食器棚から食器が飛び出して、
お皿やコップがガチャンガチャンと割れる。
これはヤバい!と思って、避難することも考えず、
キッチンに飛び込んで、踏ん張りながら食器棚を必死で押さえる俺。
隣の部屋からもガッチャンガッチャン言ってるけど、
気にしてられない。食器のことしか考えられない!
2分くらい? で揺れが止んで。
まずはちぃの安否の確認。
「ちぃ! ちぃ!」と呼ぶと、客間のベッドの下でプルプル震えてた。
やっぱり動物は危険察知能力が鋭いな。
とりあえずひと安心して、家中を一回り。
本やCDは散乱、買ったばかりのTVは無事。
うわ、こっちの部屋は棚が倒れてる!なんてやってたら、
また、かなり大きめの余震。
キッチンに戻って、もう一度食器棚を押さえて。
「ちぃ! 逃げろ!!」と声を上げながら、耐え忍ぶ。
揺れが止んで、やっぱり気になるのはちぃの安否。
「ちぃ! ちぃ! どこにいるの!?」
探しても探しても見つからない。
まさか、何かの下敷きにでも!? と思った瞬間、
「ワン!」とちぃの声。声がする方を探してみたら、
ソファに俺が放ってあったジャケットの下からひょこっと顔出してる。
どうやってソファの上に乗ったんだよ! これが火事場のクソ力ってヤツかよ!?
ちぃの安全を確認出来たので、部屋にぶっ倒れてる棚を直したり、
まずは大物の片づけ。もう一度デカい余震が来たらやり直しだけど。
そこそこ部屋が片付いた所で次に気になったのは、壱の安否。
保育園にいるから、ちゃんと避難出来てるだろうとは思うけど、
顔を見ないと安心できない。
16時くらいかな? ちょっと早いけど、ちぃを連れて保育園へお迎え。
保育園に着くと、何もなかったように元気に遊んでる子供たち。
ホッとしながら、壱を見つけて。
「壱ぃ〜! 地震怖かったね!」と両手を広げると、
胸に飛び込んできながら、「じしんでないたひとはね、はるちゃんと……」と
第一声が地震で泣いた人の羅列。どんだけ嫌なヤツだよ!(笑)
家に帰って部屋の片づけ。CD棚が倒れてドアが開かない俺の部屋は無視。
TVを着けると、東北地方を襲う津波の嘘みてぇな光景に唖然。
余震が続くけど、平気な顔してマリオやってる壱にも唖然としながら、
割れた食器、部屋中に土が散乱する植木鉢、ひっくり返った粉洗剤を片付ける。
17時半くらいに電話が混雑して連絡が取れなかった嫁はんが帰宅。
とりあえず家族全員の安否を確認して、ひと安心。
首都圏の交通がマヒして、みなさん帰宅もままならないというのを聞いて、
大変な思いをしているみなさんには申し訳ないが、
今日、家にいられたことにホッとする。
とはいえ、みんな大変な思いしてるのに「良かったね」じゃ
申し訳ないなと思っていた所に、嫁はんの同僚から「泊めて下さい」と連絡。
全然来て下さい!と3人を招いて、我が家が緊急避難所に。
うどんすき振るまって、不安ながらも楽しい夜に。
こんな時にUNOやって、一番で上がって大満足のまま就寝した壱。
家族が無事で健康であることの有難みを改めて感じたな。
被災者のみなさんも自分が助かったら、次に考えるのは家族の安否。
子供から老人まで区別なく、全員に降りかかるのが天災だけど、
一人でも多くの人の命が守られて、一人でも多くの大事な人が無事でありますようにと、
TVの悲惨な映像や行方不明者の情報を見ながら、心から祈る。
家族のこと、これからのこと、被災者のこと。
色んなことを考えていたら、結局朝まで寝れず。
自分にとって、日本にとって、いや世界にとっても大きな転機となるであろう、この日。
みんなが安心して暮らせる日が最速で来ますように。
被災地が最速で不便のない街に復旧しますように。
そして、一人でも多くの人の安全が確認できますように。